高野山参拝3

バスで 高野山 大門へ。

予想どおり 大門が孤高にそびえていた。
ここが本来の玄関口。
しかし ケーブルカー&バスでのルートが一般的なため 都鄙のはずれに甘んじている。

少し山道に入ると ハイキング用の地図が。

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どうやらハイキングコースの石道は世界遺産らしい。
真田昌幸・幸村親子ゆかりの九度山から 約20km 6,7時間の登山コース。

見る限り 歩いている人はなさそうだが 今度来るときは ハイキングもわるくない いや
いにしえの人のように この道を登って 大門から高野山に入ってみたいと思った。

少し早いが 次のバスがくるまでの間に昼食。ガイドブックに載っていた釜めし屋さん「つくも」へ。
「ほんもの 高野の釜めし」という大きい看板が少し興ざめ。

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釜めしの種類は7,8種類ほど選べる。 私は季節限定の「たけのこ釜めし」
なかなかに美味しかった。余ったご飯はおにぎりにできる。(セルフで)

バスに乗って いよいよ? 壇上伽藍へ。

根本大塔は修復中だったが 新しい朱の色も 古い色もどちらもきれいで
修理中の今だからこその景色が見れて よかった気がした。

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他 趣のある建物群。

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途中 西行桜 の看板をみつけた。
西行法師は30年ほど高野山に住んでいたそうだ。
去年の伊勢神宮参拝でも 宮司さんの話にでてきたし、
さすが有名な歌人でもある西行法師だと思った。

 時間があったので みやげは有名店を2軒まわった。まず笹巻あんぷを求め 麩善 本店へ。
休みだったが 電話すると開けてくれた。せっかくなので多めに購入。

ついでに近くにある 豊臣秀次の墓への道を尋ね、 教えられたとおりに歩いて行くと、
徳川家霊台が現れた。。
こちらはちょっと有名な観光スポットだからこっちだと早合点されたのだろうが、地元の興味のない
人にとっては それぐらいどうでもいいことなのだろう。

アバウトな地図をみながら秀次の墓にたどりついた。あるお寺の境内にあるのだが、拝観(庭や墓含む)
は前日までの予約制になっており 入れなかった。
観光スポットほどでもなく たまに無断で侵入されてトラブルがあったのかもしれない。

残念だったが 引き返した。

豊臣秀次は 秀吉の甥で 殺生関白の名で有名な人である。
小牧長久手の戦いの敗戦の責めを負うなど、無能で悪名高いように伝わっているが
実際はそうでもなかったように思える。

秀吉の命で高野山に追放 出家したにもかかわらず 数日後に高野山で切腹。
しかも 切腹したのに 首を京の三条河原に晒し 一族郎党を処刑する という過酷な運命をたどった秀次。

権力者の正当性を出すために 悪名がひろめられたのかなと思う。
パンフの地図に小さく載っていたので 行こうと思ったが果たせなかった。

もう1軒の土産屋さんは 高野山御用達のお饅頭 みろく石 の 「かさ國」。

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かさ國の店先  
かさ國 って書いてないので 店の前で 人に尋ねてしまった。。

有名なみろく石は、宿でいただいたので 違うものと思い 「高野通宝」を。
柑橘系の饅頭で試食もおいしかったので こちらに決定。

他に同じ柑橘系で仏の手に似てるという はかり売りの甘露煮「佛手柑」

ただこちらのは見た目はちょっとグロくて面白いが お味は・・・
 私達には味わいがわかるほどの味覚に到達してないのかもしれない。

かさ國  https://www.mirokuishi.com/index.html

せっかくなので帰りは特別列車「天空」を予約した。
1日3便しか走っていない。
1番最終の3時半発に 乗るべく 高野山を後にした。

滞在 約25時間。 ほぼ満喫し満足な旅だった。

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高野山「ごくらく橋駅」と和歌山の県境の町「橋本駅」を走る特別列車。 +510円

わずか2両で 普通列車2,3両に接続している。
ケーブルカーから乗り換えプラットホームにくる人のほとんどは 天空を素通りし普通列車へ。
写真をとる人もいるが 乗ってはこれない。外人が知らずに乗ってきて 駅員に注意されていた。

プラットホームを臨む席にすわってる私は ちょっとしたVIP気分だ。

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車内多数の席は同じ向きの2列。高さを変え後方の席も景色を見やすくしている。
私の席も一列目。プラットホームに面している。

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通路そばにある談笑できる席 と畳の席もある

特別列車「天空」の乗車したのは 阪急トラベルの団体客10数名
鉄道オタクの学生 5
,6人 駅で天空の存在を知り 飛び込みで乗った婦人2人 私 の20人前後で 
団体客は隣の車両。 残りは1つ車両で 鉄オタと御夫人らに挟まれた席が私の席だ。

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景色も単調なんで 持参した北原白秋の詩集を読んでみる。
「いにしえを体感できる高野山には 美しい日本語の北原白秋の詩集が似あう」
と どこかで聞き
さっそく用意し 旅の友にしたが あんまり気分がのらない。

もっとゆとりが必要  かな。

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ただの山の景色だが 身をのりだして 楽しんでる鉄道オタクの若人たち。
初々しくて 見てて気持ちがいい。

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窓からの風景の1つ。
けっこう高低差があり 山の斜面が窓に迫ってくることが多かった。

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5周年記念だからか? 駅員さんが無料で写真を撮ってくれた。

鉄道ファンにはたまらないプレゼントかもしれない。

駅員(車掌?)さんが適度にフレンドリーで 横のご婦人たちに
「この川の石が・・・」と説明したり  鉄オタくんたちに 電車のおもちゃ?か何かをプレゼントしたり
していた。私には何もなかったが こういうのも のどかでいい と思った。

橋本駅で 急行に乗り換え 難波へ。
爆睡して 小一時間ほどで難波駅に到着。

 日常の世界に帰ってきた。

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代表 金谷光憲

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