テレビボードの扉がスムーズに開閉できないときの調整方法【大事に使うために】

 

テレビボードの扉は頻繁に開閉することが少ないので、久しぶりに動かしてみるとガタついていたり、傾いていたりといった経験はありませんか。
そんな時には、テレビボードの扉に付いている丁番を調整してみてください。

大きな力や衝撃が加わることで、扉の位置がずれてしまいガタつきが生じるのは当然のことですが、経年変化による木材の反りでもガタつきや傾きが発生する場合もあります。
そのような場合にもガタつきの原因となる箇所を調整することで、スムーズに扉が開閉するようになります。

今回は、プラスドライバーマイナスドライバーを使って調整していきます。
どなたでも簡単に調整可能ですので、ガタつきなどが気になっている方は一度お試しください。

フラップ扉の調整方法

フラップ扉

今回はエルバオッジオ テレビボードを使って、フラップ扉の調整方法をご紹介します。

【注意】
扉は製造の際、水平な床の上で調整を行っています。
できる限り調整は行わず、家具の下に敷板を敷く、フェルトを貼り付けるなどして家具が平行になるようまずは調整してください。
それでも改善されない場合は、各部の調整ねじで調整を行ってください。

前後左右方向へのずれの調整

横から見たときに隙間が均一でなかったり、正面から見て扉の位置が中心からずれている場合はドロップ丁番の本体固定ねじで調整が可能です。
また、扉がガタついている場合にも本体固定ねじをしっかりと締めることでガタつきが解消できる場合があります。

エルバオッジオの調整ねじ
DEEPの調整ねじ

(1)の矢印の部分が本体固定ねじになります。
写真の通りに、製品により多少仕様が異なりますのでご注意ください。

本体固定ねじを回している様子

この本体固定ねじを左に回して緩めます。

【注意】
本体固定ねじを緩めると、丁番が外れて扉が脱落するおそれがありますので、扉を手で保持しながら作業するようご注意ください。
丁番が外れる様子

扉と本体の隙間

本体固定ねじを緩めると扉が前後左右に動くようになるので、扉と本体の隙間が2~3mm程度になるように前後の間隔を調整します。
本体固定ねじを緩めても扉が動かない場合は、(2)の矢印のかぶせ調整ねじを緩めてください。
扉と本体の隙間が極端に狭い場合は、開閉時に扉と本体が干渉して故障の原因になりますのでご注意ください。

左右方向では、本体側面の端から扉の端が左右で均等になるよう位置を合わせます。

複数の丁番が付いていますので、全て少しずつ調整を行い、本体と扉の隙間が一定になるよう調整してください。

前後調整のビフォーアフター

前後調整を行うことで、横から見たときの隙間が均一になりました。
また、調整時に周囲の扉と面を合わせることでより綺麗に見えるようになります。

調整が完了しましたら、ガタつき防止のためにも本体固定ねじを元の通りにしっかりと締めてください。

上下方向へのずれの調整

正面から見たときに扉が傾いて見えるときには、ドロップ丁番のかぶせ調整ねじで調整が可能です。

エルバオッジオの調整ねじ
DEEPの調整ねじ

(2)の矢印の部分がかぶせ調整ねじになります。
まずは先ほどと同じく(1)の本体固定ねじを少し緩めます。

かぶせ調整ねじを回している様子

扉の位置を下げたい場合は、(2)のかぶせ調整ねじを左に回します

開き角度調整ねじ

このとき、ステーが突っ張るようでしたら矢印の開き角度調整ねじを左に回して、扉が下がるように補助します。

扉の位置を上げたい場合はかぶせ調整ねじを右に回して、同様に調整してください。

扉の高さを調整する目安は、本体の上端から扉の上端がはみ出ない程度に少し余裕がある状態です。
扉高さの調整目安

調整前
調整後

調整前後の様子です。
上下調整を行うことで、傾いていた扉上端(青線)が水平となり、正面から見たときの傾きが解消されました。

調整が完了しましたら、本体固定ねじを元の通りにしっかりと締めてください。

【注意】
本体固定ねじが緩んでいると扉がガタつくため、扉を閉めていてもマグネットとうまく付かなくなる恐れがあります。
そのため、調整作業が完了しましたら、本体固定ねじを必ずしっかりと締めるようお気を付けください。

扉が閉まらないときの調整

マグネットキャッチ

扉が反ってしまって閉めても勝手に開いてしまうなどの、閉状態を保持できなくなった場合はマグネットキャッチを調整することで改善できます。
マグネットキャッチの調整方法は、吸着面を前後に移動して調整するタイプや、マグネットキャッチ本体を前後に移動させて調整するタイプなどがあります。

マグネットキャッチの調整

エルバオッジオのテレビボードでは、ねじ込み式の吸着面を前後に移動させて調整を行います。

その他のマグネットキャッチ

この他に、矢印部の調整ねじを緩めることで吸着面をスライドさせて調整するタイプもあります。

また、上記のような調整機構のない場合は、マグネットキャッチ本体をスライドさせて調整してください。
マグネットキャッチ本体の固定部は長穴となっていますので、固定ねじを少し緩めて調整します。
調整が完了しましたら、緩めたねじは元の通りにしっかりと締めてください。

調整時のコツとして、ドロップ丁番の本体固定ねじで調整した隙間と同程度の隙間ができるように調整することでより綺麗に見えるようになります。

ソフトダウンステーおよびスライドレール付引出の脱着方法

ソフトダウンステーの脱着方法

ソフトダウンステー

フラップ扉の脱着などの際には、ドロップ丁番の本体固定ねじと共に扉と本体を接続するソフトダウンステーも取り外します。

ソフトダウンステーの固定ねじ

まずは本体とステーとを固定している矢印の固定ねじを外します。

ソフトダウンステーを取り外す様子

その後、ステーを90度回転させて扉側の留具から抜き取ることで、ステーを取り外すことができます。
取り付ける際には、上記の手順を逆に行うことで取付が可能です。

スライドレール付引出の脱着方法

スライドレール付引出

エルバオッジオ テレビボードでは、フラップ扉の収納の他にスライドレールが付いた引出収納があります。
こちらのスライドレール付引出収納も、引出の奥に物が落ちてしまった場合などには取り外すことが可能です。

スライドレール

引出を完全に引き出した状態で、引出側面に付いている矢印のストッパーを、正面向かって右側は下へ、左側は上へ動かしたまま引出を引き抜いてください。
ストッパーはこの他にも、押し込むタイプや手前に引き抜いてロックを解除するタイプなどがありますので、詳しくは製品の取扱説明書をご確認ください。

引出を取り外した様子

このようにしてスライドレールの付いた引出を取り外すことができます。

スライドレールの収納状態

引出を戻す場合は、まずは右側の様に本体側のレールが完全に収納された状態にします。
左側の様に本体からはみ出ている場合は、手でレールを戻してください。

スライドレールのかみ合い

次に、本体側レールの溝に引出側レールが両側ともかみ合っていることを確認して最後までしっかりと閉めてください。
レールがかみ合っていない状態で無理に閉めてしまうと、故障の原因になる恐れがありますのでご注意ください。

奥まで完全に閉めると、引出が固定されて元通りになります。

以上がテレビボードのフラップ扉の調整方法となります。
扉が反ってきたために開閉に不具合がある場合や、隙間が均一でなく見栄えが悪いといった場合には上記の方法でぜひ調整を行ってみてください。

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