家具のオイル塗装とウレタン塗装の特徴と違い

温かみと寛ぎの空間を演出する木製の家具。
ダイニングテーブルや椅子の仕上げ方法として多いオイル塗装とウレタン塗装の違いをご紹介します。
それぞれの仕上げによってメンテナンスが異なります。
ご使用環境やお好みにあわせ、商品選びのご参考にしてください。
オイル塗装の特徴
植物性のオイルを使用した、「木」本来がもつ自然に近い風合いとナチュラルな仕上りが特徴です。
塗膜を形成していないため、木材は常に呼吸をしています。(湿度や乾燥などの環境の影響を受けやすいです)
手触りはウレタン塗装と比べるとさらさらとした感触です。
木材の質感が活かされますが、反面、水分を吸収するため濡れたものを置くとシミがつきやすく、
また、傷なども出来やすいのでのすが、比較的、目立ちにくくすることができます。
使い込んでいろいろなところに出来るシミや傷が、よい風合いや味になると言う方もいらっしゃいます。
日常のメンテナンスは、出来るだけ硬く絞った(水気を含んでいない)布を使用してください。
水気を含む布等を使用される場合は、水分を木材に残さないようにお気をつけ下さい。
永くご使用いただく場合は、定期的にメンテナンスが必要です。
メンテナンスの頻度は、お使いの環境によって異なりますが、半年~1・2年に一回程、
家具用のメンテナンスオイルで磨いて下さい。
傷が気になる場合は、サンドペーパーで削り目立たなくし、オイルで磨きます。
ウレタン塗装の特徴
表面にウレタン樹脂塗膜を形成する塗装で、基本的に木の表面を樹脂で覆います。
手触りはオイル塗装と比べるとツルツルとした感触です。
表面を樹脂で覆うので、オイルに比べて傷に強く、水によるシミなどもおきにくいです。
オイルのように自身で定期的に上塗りをするようなメンテナンスが必要なく、
湿度や乾燥などの環境の影響受けにくい為、安定してそのまま長期間使用できます。
10年以上長い時間使い込んでいると、使用の状態によっては、(天板の角など)塗装が磨耗してきます。
このときはオイルのように使い込んだ印象が出て良い感じになると言うよりは、
塗装がはげたのがすぐわかるような印象になってしまうようです。
日常のメンテナンスは、それほど神経を使わなくても大丈夫です。
揮発性の溶剤等のご使用・科学雑巾は変色やキズの原因になりますので使用しないで下さい。
オイル塗装とウレタン塗装の違いを見比べてみました。
一般的にオイル塗装に比べてウレタン塗装はツルツルした仕上がりと言われています。
当店のダイニングテーブル(オイル塗装)の上に
チェア(ウレタン塗装)の肘を乗せてみました。
ウレタン塗装のチェアの肘が店舗の照明の光を反射して光っているのがわかります。
次は人気のカラメッラダイニングテーブルの板見本です。
こちらは基本はオイル塗装ですが、オプション料金でウレタン塗装でもお伺いできます。
左側がオイル塗装、右側がウレタン塗装です。
オーク材とウォールナット材どちらも色味に多少違いはありますが、ウレタン塗装は艶消し・薄塗りの為
照明を反射する程のてかりは感じません。
木の質感もよく、オイル塗装かウレタン塗装かは二つを見比べないとわからないかもしれません。
こちらは奏 ダイニングテーブル ウォールナット材のウレタン塗装の板見本です。
一見すると違いはわかりにくいものの…
板見本を斜めに傾けると左側の方がややテカリがある仕上がりとなっています。
このように、同じウレタン塗装でも仕上がり具合は様々です。
ぱっと見てウレタン塗装かオイル塗装かがわからないほど質感のよいウレタン塗装の商品も増えています。オイル塗装、ウレタン塗装が選べる人気の家具シリーズはこちら
是非、店舗にご来店いただき質感の仕上がりをご確認いただくか、色見本などでご確認下さいませ。

マルキン家具 スタッフ

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