西山先生の丈夫塾夏合宿に参加して

8月上旬福岡で開催された西山猛朗先生の丈夫塾夏合宿に参加、
最後に1600年代につくられた真剣で巻藁斬りをさせてもらった。


「そこに行為があるだけ。行為と自分を切り離さない。

行為を行う自分を意識しているうちは純粋な行為とは言えない。」

という西山先生の言葉を胸に 絶対切るという気負いをせず、自分がイメージしたとおりの動きを身体がするよう、行為に徹するよう意識して 順番を待った。巻藁斬り1

切った瞬間 拍子抜けするほど手ごたえがなかった。そして当たった瞬間ちょっと引いてる(力を加減する)自分を感じた。

巻藁を立ててる棒を倒さず切れていた。
そのことに興奮している自分がいた。まあ思いどおりに動けたと思う。
「迷いを断つ」「覚悟」がついたかな。

逆袈裟切り。西山先生にも2度ほど「逆で切るの?」と聞かれた。
前日の稽古で上手いと思う若者に「左(逆袈裟)の方がきれいですね」と言われ、自分も右は力が入ってぶれる感じがしたので左で切ろうと決めていた。

巻藁斬り3

ありがたいことにプロのカメラマンが写真と動画をとってくれていた。

見返すと かなり力んでいる。そして終わってからの動きがきたない。
切り終わった時点で行為は終わっていた。

上手い人は切り口だけでなく所作も美しい。課題がいくつかみえた。
写真をみて 恥ずかしいな と思いながら、今の自分の精一杯の姿だからそれでいいと思えた。

そして、良いところは見えにくく(当たり前として済ませ)、改善点にすぐ目がいく自分に気づき苦笑いした。
スタッフたちや周りの人、そして自分自身 大変だなと。。
(最近マシになりつつあるが。)

「相手を静かに尊重できる人は必ず自分を静かに尊重している人である。
自分自身の「神性」にきづくまでは他者の「神性」などわかりえない」
西山武郎先生の過去のFBより

丈夫塾夏合宿丈夫塾夏合宿 参加者

2年ほど前に岡部明美ちゃんのLPL(セラピーを中心とした研修)を受けてから徐々に変化し、仕事や人との出会いからくるさまざまな体験を経て今に至っている。

特にこの1年弱は導かれているような感覚が強い。
頭で考えた(思考)ことだけで行動することのむなしさというか限界を思考ばかりつかっていただけに思い知らされた感じがする。
今は体感覚を意識して、身体とつながってる感じが増している。

今回は行きにくい状況の中 合宿に参加して本当によかった。
幼少から日本の歴史、武士が好きな自分、そして合気道(対立でなく氣を合わせる和の精神)に興味を持っている自分としては木剣を振ることで軸を立て結びを体得する
西山先生の丈夫塾はとても楽しい。
今回 真剣を扱えて身体が喜んでいる。それがわかった。

真剣で巻藁を切ることで、 迷いを断ち切り 覚悟ができる

今は確実にそうなってるなと思える。

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代表 金谷光憲

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